これから参加者全員のレポートを一人ずつご紹介しますが、第一号としてチャプレンをお願いした徳野昌博牧師の報告を以下に掲載します。徳野先生にインドキャンプのチャプレンをお願いするのは今回が3度目です。なお、今回を含め、今後掲載するレポートの内容は、JELA事務局が一部編集したものです。
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徳野牧師(左)とキャンプ参加者 |
ショーバ先生は、説教の中で、「四旬節になると、断食に代表されるように、何かを断つ、しないということに心が向くが、逆に、前向きに、奉仕を普段以上にたくさんするとか、そういうことも良いのではないか。要するに、何かをするにしても、しないにしても、それが祈りに裏付けられたものであることが大切」と話してくださり、キャンパーに貴重な示唆となったように思いました。礼拝の最後に、参加者は額に灰で十字を記していただきました。これも印象深い体験でした。
日ごとのデボーションでは、「イエスの十字架上の七聖言」を学ぶこととし、一日に一つずつ言葉を取り上げ、み言葉を心に宿らせるよう、みんなで思いを巡らしました。
今回の作業は、定番の義足作りと幼稚園の教室のペインティング作業と着火剤作りでした。三つのチームに分かれて、順繰りにそれぞれの作業に当たりました。ということで、全員、すべての作業に携わることができました。
作業の合間を縫って、恒例の牛市場や野菜市場の見物や、村や農場、そして、CRHPに隣接する、いわゆるスラムに、幼稚園児のお迎えということで入って行き、見学もしました。村に行った折には、CRHPの地域密着型、草の根活動を見せていただき、また保健婦さんの話を直接聞くこともでき、感動しました。
野菜市場に案内されるのは、私にとって初めての経験でした。市場が開かれているダウンタウンの中、至るところ、所狭しとゴザを敷くようにして、商品の野菜や香辛料、乾物やお菓子が並べられています。どこもすごい人だかりです。そんな一隅に、ちょっと場違いな、と言うか、色合いの違うたたずまいの古びた小さな建物があり、そこにCRHPの職員さんが案内してくれました。そこはかつて、動物のとさつ場だったとのことでしたが、そこが何と、CRHPがジャムケッドにおいて最初に開設した建物だったというのです。初代の方々の苦労がしのばれました。
徳野昌博
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