2018/08/20

【米国ワークキャンプ2018】参加者レポート11(神庭 真実子)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。

今年は13名の青少年が7月25日~8月7日の日程で、ホームスティをオハイオ州で数日間行い、ペンシルベニア州インペリアルでの一週間のキャンプに参加しました。

参加者の感想文を掲載します。

◇◆◇
神庭 真実子・18歳(東京都)

精神的にも体力的にも非常に鍛えられた1週間で、辛いことも多く、日本に帰りたいと思った日もあったけど、毎日が新鮮で、楽しくて、一日一日が濃い1週間でした。

朝も昼も夜も、一日中神様のことを考えて過ごす1週間は初めてで、今までの人生の中で一番神様について考えて、自分と向き合い、自分の中の信仰心が強まりました。

ワークサイト初日は、クルー(*家の修繕作業を一緒にする仲間)同士の会話の速さについていけず、何を言ってるかも聞き取れず、自分の言いたいことが言葉にできず、本当に苦しかったです。

ワーシップソングのメロディーも歌詞も分からず、歌えない孤独感、クルーとのディボーション(*聖書を読んでの分かち合い・祈り)も一言も話せず、クルーが話を振ってくれたのに何も返せない苦しさ、申し訳なさでいっぱいでした。明日を迎えるのが怖くて、不安しかありませんでした。

しかし、その日の夜のプログラムで歌った賛美歌の歌詞に「the earth is filled with His glory 」というところがあり、言葉は通じなくても信じてるものは同じだということに気づき、安心して涙が出ました。

そして、日を重ねるにつれて、ディボーションも自分から発言できるようになり、クルーとも日本語を教えたり、ご飯を一緒に食べようと誘ってくれたりと、思うように喋れなくても、絆を深めていくことができ、離れたくない、帰りたくないと思うようになっていきました。

クルーもレジデント(*修繕した家の居住者)の家族も、他のクルーの友達も、本当に優しくて、別れるのが辛くなるほど、仲良くなることができました。

ワークサイトはポーチの手すり制作、壁のペンキ塗りが中心でした。泥やペンキだらけになって、仲間と協力して、助けを必要としている人のために働くことのやり甲斐と魅力を感じました。

個人的には木曜日のプログラムが印象的で、「神はあなたを間違いなく居るべき場所に置かれた」という一言で、自分の中の価値観がガラリと変わりました。今まで受け入れ難い現実や、現状に対する不満で神様から離れた時期もありましたが、神は私を今この場所に意味あって置かれているのだと考えると、辛いことも苦しいことも、神様が与えてくださった試練だと思って、乗り越えられると思いました。そして、神様を信じようという気持ちが固まりました。

多くの人と出会えたこと、自分の価値観の変わる経験ができたこと、信仰が深まったこと、すべてワーキャンに参加したからこそできた貴重な体験です。ワーキャンに参加して本当によかったです。



◆◇◆