2018/08/15

【米国ワークキャンプ2018】参加者レポート8(平林 和加子)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。

今年は13名の青少年が7月25日~8月7日の日程で、ホームスティをオハイオ州で数日間行い、ペンシルベニア州インペリアルでの一週間のキャンプに参加しました。

参加者の感想文を掲載します。 
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平林 和加子・16歳(東京都)

私は今回のキャンプで色々な体験をし、たくさんの刺激をうけました。

ホームステイの時は、家族の方たちが気を使ってゆっくり話してくれたり、日本人の友達も一緒にいたので、言葉や食べ物で苦労することはありませんでした。ですが、ワークキャンプに行くと、6人ずつのグループに別れて神様のことを考えたり、古くなったお家を直すお手伝いをします。もちろん、そのなかでは英語しか使えません。アメリカの学生がしゃべる英語は驚くほど速く、聞き取ることができませんでした。

初日は、グループの人たちが話している話題を聞き取れず話に入れなかったり、気をつかって日本のことを聞いてくれているのに、何度も聞き返してしまったり、大好きな讃美歌を歌えなかったり、何もできずに一日が終わってしまいました。

 二日目からは、本格的に作業が始まりました。初めて家を見たとき古さに少し驚きました。私が行ったお家は、屋根に穴があいていたのでそれをふさいだり、倉庫が黒ずんでいたのでペンキを塗ったり、雨で木のスロープが腐らないようにニスを塗ったり、日本にいたら絶対に出来なかったことを色々体験することができました。

作業中は没頭してたので、コミュニケーションなど、あまり気にせずに過ごすことができましたが、ディボーション(*聖書を介した分かち合いの時間)になると、質問は聞き取れても自分の意見を英語で言うことができず、いつも黙っていました。ですが、三日目ぐらいになると耳もだいぶ慣れて少しずつコミュニケーションも取れるようになりました。

最終日、完成した家を住んでいる人に見せると、涙を流して喜んでくれました。90歳のお祖母さんは私の手を握りながら、「わざわざ日本から来てくれてありがとう。あなたに出会えてよかったわ! あなたたちが直してくれたこの家で、残りの短い人生、楽しむわ!」とグーグル翻訳を使いながら話してくれました。私はこの時ようやく、勇気をだしてアメリカまできてよかった! と思いました。 


今回のキャンプでたくさんの人に出会い、たくさんの愛をもらいました。言語も違う、育った環境も違う私に、優しく声をかけてくれたり、私も会話に入れるようにグーグル翻訳をつかってくれたり、言葉は通じなくても大切な友達はできるんだなーと思いました。

勇気をだして参加して本当によかったです。このような、素晴らしい体験をさせてくださりありがとうございました。


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