2017/08/17

【アメリカ・ワークキャンプ2017】参加者報告レポート6(村木津希子)

米国で開催された今夏のグループ・ワークキャンプに参加した村木津希子さんのレポートをご紹介します。
*JELA事務局によって一部編集されています。

*参加者全員のレポート一覧のリンクはこちらです。

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村木 津希子(16歳、滋賀県、ルーテル大阪教会所属)

初めてのワークキャンプで、行く前から不安や緊張もたくさんありましたが、それと同時にすごく楽しみにしていました。しかし、その期待を大きく上回る、充実したキャンプでした。

初めて対面したときから、クルーは私にすごく優しく接してくれました。それぞれが初対面で、私なんて全然違う国の人だけど、全員がクリスチャンであるというつながりが、今こうやってこのメンバーを結んでいるのだと感じて、感動しました。自己紹介したりして言葉を交わすうちに、それまでがちがちに緊張していた私も、少しずつ緊張がほぐれていくのがわかりました。
家の修繕作業の仲間と。手前が村木さん


修繕を担当した家はかなり作業量が多かったので、三つのクルー(*作業仲間)、17人という大人数での作業となりました。その中に日本人は私だけで、うまくやっていけるだろうか、これでいいのか、と不安になることがキャンプ中に何度もありました。自分の担当の仕事をやり終えて、次に何をしていいのかわからなくなり、他の仕事をしている人たちに、手伝えることはないかと聞いて回ることもしばしばありました。でもそんなとき、みんなが優しく、わかりやすい英語で、あそこに行けばいいのではないか、とアドバイスをしてくれました。本当に優しくて、にぎやかなクルーたちでした。いつもワークサイトはやる気と、音楽と、笑い声で満ちていました。

お昼のディボーション(*心を静めて聖書を学びあう時間)ではレジデント(*修繕する家の居住者)も加わって、その日のテーマについて皆で話しました。いままであまり深く考えることのなかった、自分のことや神様のことについて深く考えることができ、さらにクルーの意見も聞けるので、いろんな考え方を知るよい機会でした。日常の会話では聞き取って相づちを打つので精いっぱいで、自ら話し出すことは難しかったけれど、この時間は自分の意見を事前に少し考えておけるし、ちゃんと英語で伝えられて、クルーと「話し合う」ことができる貴重な時間でした。そうして一緒に時間を過ごして、仲間との絆を深めることができました。お別れはすごく寂しかったです。

キャンプのテーマ“The ROAD”に絡めて、「キャンプが始まる前と比べて神様との距離が縮まったと思いますか?」と、キャンプの終わりに問いかけられました。私の答えはYesです。夜のディボーションで静かに祈る時を持ったり、みんなのGod sighting(*神様の存在を感じた場面)の話をきいたり、神様を身近に感じられる出来事がたくさんありました。特にワーシップ(*神を讃美する歌を歌うこと)の時間には、会場が一体となって歌をうたい、その中に神様の存在を強く感じることができました。お昼のディボーションの時にクルーとこの感動について分かち合えたことも、私にとって大きな喜びでした。このキャンプで得た経験や学びを強さにして、これからの人生に生かしていきたいです。

旅の間じゅう、ものすごく大勢の人に支えられていたから、こんなにもよい旅となったのだと思います。このキャンプに行くきっかけをくださった牧師先生、教会のみなさん、旅の前からずっとお世話になったポールさん、かおるさん、まさこさん、私たちを温かく受け入れてくれたホストチャーチ、ホストファミリー、キャンプで出会った仲間、応援してくれた家族、この恵まれた二週間をくださった神様に心から感謝します。

今までにない、本当に楽しくて中身のつまった二週間でした。
ありがとうございました。

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