短期宣教師(J3)として2000~2004年に日本で奉仕されたマーラ・ウッドさんからの便り3回目です。日本での素晴らしい経験とアメリカの現状に触れつつ、イエス・キリストの福音を忘れないようにとの、力強いメッセージが語られます。うまくいかないときにこそ、聖霊への信頼が大切であることを再認識させてくれるショートメッセージです。
*マーラさんの便り(1)はこちらから 同(2)はこちらから
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聖トリニティ・ルーテル教会
教会ミニストリー・ディレクター
マーラ・ウッド・ケイ
日本での経験は、自分の人間としてのあり方や、米国に戻ったあとの伝道の進め方に、語り尽くせないほどの大きな影響を与えました。特に、日本で私があずかった素晴らしいおもてなしは、とてもお返しできるものではありません。
アメリカのワークキャンプにJELAから派遣された日本の青年たちを、ここ米国でお世話することで、私は日本の皆さんへ感謝の気持ちを表してきました。しかし、そのことを通して、忘れかけていた日本語をまた使ってみたり、日本のルーテル教会の人々の近況を聞いたりできるので、ありがたく思っています。
日本にいたときは、キリストを証しする日本の人々の勇気にも感銘を受けました。米国はどんどん世俗化されており、私たちの文化において教会は、もはや昔のような特別な場所ではなくなりました。日本が長年に渡り経験してきた厳しい課題と現実を、米国も突きつけられているのです。
スタッフに給与を払うための十分な資金や、教会が持続可能であるために必要な人員を確保できる保証はもはやありません。これからは、私たちもキリストを証しし続けていくために工夫を重ねなければなりませんし、何よりも聖霊が、少しの魚とパンを、巨大な人々の群れを養うまでに増やしてくださるのだと信じ委ねる必要があります。
このように将来が見通せない中で、あくまで信仰を貫いていかれる日本の皆さんの力強さには励まされます。私も皆さんのために祈っています。罪と悪と死から人々を解放し、ひとりひとりの、また共同体の傷を癒やしてくださるイエス・キリストの福音の根幹を忘れたり無駄にすることなく、創造的・革新的な方法で物事を解決し続けられますように。(続く)
*英語原文をJELAが和訳。
マーラさん(中央)と日本の教会の人々。ルーテル大岡山教会にて |
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