2024/09/04

【米国ワークキャンプ2024】参加者レポート9(坂口 理久)

  JELAは、2001年からアメリカで開催される家屋修繕の中高生ボランティアワークキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本の中高生を派遣しています。コロナ禍で2019年を最後に同キャンプを延期していましたが、今年7月に5年ぶりとなるワークキャンプを再開することができました!

 今回は全国各地から17名の中高生が集まり、ミシガン州はミッドランド市で開催されたキャンプに参加しました。(※キャンプの様子を取り上げたブログ記事を毎日更新していました!キャンプ初日の速報はこちら

 キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!!

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「The Best Summer Ever」
 
坂口 理久(中学3年生)
 
 僕は今回初めてワークキャンプに参加しました。本当に心の動かされる貴重な体験で、飛行機の中で3時間待たされた挙句下りることになったのが、ついこの間の事だったなんて信じられないほど密度の高い11日間で、寝るのが趣味の僕が寝る間を惜しむほど楽しかったです。

窓枠のペンキ塗りをする坂口さん(右)

 プログラムに参加した友達(日本人も、アメリカ人も)は本当に優しくて、初日から自己紹介をしに部屋まで来てくれたし、一緒にウノをしたり、喋ったりしてとても楽しい時間を過ごしました。木曜日に別れを惜しんで泣いているときは優しく抱きしめてくれました。ただ僕を喜ばせよう、幸せにしようという温かい心が感じられました。ワークで家を無償で修繕するのですが、幸いなことに僕たちのレジデントは本当に優しく、僕たちの設置したシャッターを見て、“I love it! I really love it!”と言ってくれました。この時、僕は誰かのためを思って働くとき、その人が幸せでいることが最高の報酬になるのだと感じました。
 僕はこのワークキャンプの前までは色々なことを損得勘定で判断していたし、「人はみんな本音と建前だ。心から優しい人はいない」と思っていました。でも今回出会った心の清い友達のおかげで、僕も「与える」人になりたいなと思うようになりました。また、「損か得か」を考えずに選ぶことによって本当に幸せになれることに気づきました。

ワークをしたメンバーと共に(左から3番目が坂口さん)

 僕はクリスチャンファミリーに生まれて神様はいるものだと思って小学生まで生きてきて、中学生になってから「本当に神様はいるのだろうか?」と考え始めました。「どうして神がいると思うの?」という問いをいろんな人に聞いたりしました。JELAの引率スタッフと話していた時に、「りくは知識があって説明するのも上手だから『なんでだろう?』と説明しようとすることがたくさんあると思うんだけど、『自分の知らないことがあるかも?』という頭の余裕を持つといいと思うよ。何も考えないで信じるのは妄信的になっちゃうからそこのバランスは大事だけどね」と言われたことが頭に残っていました。

キャンプで初めて出会った仲間と共に(中央が坂口さん)

帰国後、母に「神様がいる証拠もないし、いない証拠もない。神がいると信じて生きるか、いないと信じて生きるかを自分で決断するんだよ」と言われて眼からウロコが出たような気分になりました。僕が今回出会った心の暖かい友達は神がいると信じているから人を幸せにしようするんだと感じました。僕も神様がいると信じて生きる人生を選びたいと思いました。

I thank Jesus for giving me such a great experience to change my life!