2019/08/21

【米国ワークキャンプ2019】参加者レポート1(船山 李緒)

JELAは毎年夏、アメリカの青少年向けキャンプ「グループ・ワークキャンプ」に、日本から若者を派遣しています。

今年は14名の青少年が7月24日~8月6日の日程で、ホームスティをミシガン州で数日間行い、イリノイ州プリンストンでの一週間のキャンプに参加しました。


参加者の感想文を掲載します。


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船山李緒(東京都)

私がワークキャンプで学んだことは二つあります。
李緒さん

 一つ目は英語の授業で習っているように現地の人は話さないということです。これは教科書で習っているような聞き取りやすい英語ではなく、単語をつなげて話す、ということです。特にワークキャンプに来ている人たちはほとんどが十代なので特に話すのが早かったです。だから、仮に自分の知っている単語があったとしても、とても聞き取れなかったです。ワークキャンプでリスニング力が弱いということはかなりつらかったです。クルー(家屋修繕作業をする仲間)リーダーが今日する仕事の内容を言っているときは自分が何をすればいいか分からなくて何回も困りました。だから、ワークキャンプ中に一番思ったことは、もっと聞き取る力をつけなくては、ということです。日本に帰ってきても、リスニング力を強めたい、という気持ちを持ち続けたいと思います。

二つ目に学んだことは、アメリカの人たちは優しいということです。今まで、自分の中で、日本人=優しいというイメージがありましたが、アメリカの人たちもとっても優しいです。はじめてあった人でも、笑顔で挨拶してくれたり、スタッフはハイタッチをしてくれたりしました。目が合ったら、「ハァイ」と通りすがりの人にも言います。そういう誰に対してもフランクに笑顔で接してくれるアメリカが大好きになりました。

ワークキャンプでは、たった五日間でこんなに仲良くなれるのか、と驚くほどのベストフレンドができました。全然英語を話すことができなくて、たいした会話もできないのに仲良くなれて、とてもうれしかったです。
仲良くなったメンバーと遊ぶ李緒さん

また、ワークキャンプの醍醐味でもある夜プロ(夜のプログラム)では神様について考えたり、歌ったり、踊ったりしました。その中でも特に印象に残っているのは4日目の夜プロです。紙に自分の罪を書いてそれを水の中に入れ、【神様がその罪を赦してくれるように、紙が溶けていく様子を見】ました。そのあと、30分間お祈りをしました。自分一人になって神様と向き合う時間でした。好きな場所でお祈りしていいと言われて、ステージにある十字架の前にしゃがんでお祈りを始めた男の子がいました。その子を見て神様を信じる決心がつきました。今までも神様を信じている、と思っていましたが、その時本当に心の底から神様を信じようと思いました。30分近くもお祈りしたのは初めてでしたが、お祈りし終わったときはとてもすっきりした気分になりました。


ワークキャンプに行ったことで、私は変わることができたと思います。もっと英語を話せるようになって、また、ワークキャンプに来たいと思います。

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