JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕のボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。(※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら)
今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!
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「Good Fortune」
永瀬 千祐(中学3年生)
今回のワークキャンプはこれまでに経験したことのないことだらけの日常で、たくさんのことを学べました。アメリカに出発する日、自分にとって初めての海外だったので最初は日本と全てが真逆の世界に知らない人たちと飛び込むんだと思い緊張していましたが、現地の人と喋ったり日常生活を送っていると日本とそんなに変わらないなと思いました。もちろん食べ物や文化などは違いますが、同じ人間であってそれぞれの感情や性格を持っているという今考えると当たり前なことに早い段階で気づくことができ、自分の最大限を出せた日々だったなと思います。
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永瀬さん |
このキャンプでは日本と比べて何が違うか、どちらの方が自分にとっていいかということを常に自分に問いながら生活していました。一つ目は人の性格や価値観です。日本は消極的でみんなに合わせるということに価値があるという印象で、逆にアメリカは積極的でないと相手にされず、一人一人が違っている事に価値があるという印象でした。自分はこのワークキャンプに参加する前からこの問題に疑問を抱いていました。実際にアメリカで生活してみると、なんでもやってみたり何かに挑戦するという事がすごく現地の人に歓迎され、日に日に友達を増やすことができ、何より毎日が輝いていました。この経験で自分の物事に対する見方が良い方に変わったと思います。
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クルーメンバーとチームワークゲームを楽しむ永瀬さん(左) |
もう一つは規模の大きさです。飛行機から日本を見下ろしていた時、地面が灰色だったのに対して現地に着いた時、広大な緑が目に入り日本がどれほど小さいか、自分がどれほど小さい事に悩んでいたのかを知って情けなく思いました。このことから、影響力を与えられる大人になって、社会的に大きな人になろうと思いました。
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永瀬さん(右)と参加者の阿部さん |
このワークキャンプは、たくさんの備えによって成り立ったと思います。例えば親がパスポートの申請を手伝ってくれたことやJELAの方々が計画してくれたこと、ホームステイ先の方々が体調を気にしてくれたりとさまざまなことが備わっていたなと思います。一番大きかったのは、自分がどうにもできない運などの部分でした。自分はたまたま落ちていたワークキャンプの募集の紙を拾い、参加しました。もし見落としていたらと思うと怖いくらい素晴らしいことをこのワークキャンプで経験できました。本当にさまざまな備えに感謝したいと思います。最高の夏でした。
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