2025/09/25

【米国ワークキャンプ2025】参加者レポート6(菊池 恵那さん)

 JELAが主催する「アメリカ・ワークキャンプ」が7月下旬に米ペンシルベニア州で開催されました。このキャンプはアメリカの宣教団体Group Mission Tripsが、全米で展開している家屋修繕ボランティアキャンプにJELAチームとして参加し、現地の中高生とボランティアワークを行い、毎日聖書の御言葉に触れ神様のことを学ぶキャンプです。※今回のキャンプの様子を瞬時に取り上げたブログ記事も御覧ください。キャンプ初日の速報はこちら


今回は日本全国各地から16名の若者が集まり、ペンシルベニア州はスクラントン市で開催されたキャンプに参加しました。キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載して参りますので、ぜひご覧ください!

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言葉の壁を乗り越えて

菊池 恵那(高校2年生)

私はこのアメリカワークキャンプについて、母や去年キャンプに参加した友だちからたくさんの話を聞いたり、写真を見せてもらったりしました。話を聞いているだけだと初日はちょっと大変そうだけど、楽しそうだなと思い今回のキャンプに参加しました。

菊地さん

実際に参加してみると、自分が思っていた以上に英語は聞き取れないうえに、自分が伝えたいことも伝えることができず、ワークキャンプ初日は母の言っていた通り泣きました。「はやくワークキャンプが終わらないかな、日本人だけに戻りたい。」最初はずっとそればかり考えていました。


今振り返ると、私はARI(栃木県那須塩原市にあるアジア学院)のキャンプや学校のアメリカ英語研修に参加したけれど、どちらのキャンプでもすぐ近くに日本人がいて、日本語が通じる空間でした。しかし、今回は周りのみんなが何について話しているのか、なにが面白くて笑っているのかわからず、自分がこの場所にいていいのかという不安や恐怖でいっぱいでした。


クルーメンバーとアイスをいただく菊地さん(右から2番目)
それでも、クルーメンバーのほうから話しかけてくれたり、翻訳機を使ってだったけれど会話をしたりすることでキャンプが楽しくなってきました。仲良くなったメンバーと一緒に「Get Down」やポケダンスを踊っているときや、みんなで輪になってワーシップをしているときに私はみんなと1つになれたように感じ、私がこの場にいるということを実感することができました。


今回のキャンプのテーマは「EQUIPPED」でした。日本語では「備える」という意味があり、他にも「準備する」「整える」などの意味があります。キャンプでは漢字に当てて「神備」神様が備えてくださるという意味として使われました。

参加者と踊りの練習をする菊地さん(中央・黒Tシャツ)


ワークキャンプに合流する一日前、日本人メンバーだけでワークキャンプで行うプログラムを先に練習する時間があったり、朝と夜にあるプログラムの前にどんなことがあるのか毎回説明をして、備えてくれたおかげで、少しでもプログラムに参加することができました。レッドシャツ(現地のキャンプスタッフ)やJELA のスタッフがたくさんの準備をして、整えてくれました。


多くの人が参加したキャンブ、この出会いは神様が備えてくれたものなんだろうなと思いました。神様はこれからもきっと、たくさんの出会いを備えてくれると思います。これからの出会いも大切に、そして今回のキャンプで出会うことのできた大好きなメンバーとまた再会できますように。