JELAアメリカ・ワークキャンプ2026が2026年7月17日から28日に開催され、14歳から18歳の日本の中高生16名が参加しました。
【アメリカ・ワークキャンプ2026】羽田空港から20名がアメリカに出発!!
当キャンプは、アメリカの宣教団体Group Mission Tripsが現地の若者を対象に開催する家屋修繕のボランティアワークキャンプに、JELAが日本の青少年を派遣する奉仕者育成事業のプログラムです。また、現地のルーテル教会と協力して、アメリカの生活や文化を体験するホームステイも実施されています。
今年はミネソタ州バーンズビルで開催されたワークキャンプに参加し、270名の参加者と共に5日間で34件の家屋を修繕しました!
キャンプのテーマは「Illuminate」。ヨハネによる福音書1章5節を主題聖句とし、神様の光について聖書の御言葉に触れ、神様や信仰について考える機会が持たれました。また、チャプレンとして、日本福音ルーテルみのり・岡崎教会の三浦 慎里子 牧師も参加し、毎日の終わりに聖書の御言葉を通して1日を振り返り、感じたことや気づいたことを分かち合う「ディボーション」を行いました。
キャンプ終了後に参加者から寄せられた感想レポートを掲載します!
(※作者名は本人が今回のキャンプで呼んでもらいたい名前を使用しています。)
◇◆◇
照らすということ
Taiki(高校1年生)
今回のワークキャンプでの体験は、それまで僕が閉じこもっていた小さな価値観や、神様に対する冷めた思い込みを、心の奥底から激しく打ち砕く時間となりました。ワークキャンプの前後に過ごしたホームステイ、15人の仲間たちと泥にまみれて駆け抜けた日々、そして奉仕ワークを通して、僕は自分自身の冷たさやズルさと、人が差し出してくれる偽りのない本当の温もりに打ちのめされることになりました。
![]() |
| Taikiさん |
ホームステイ先では、ホストファミリーが本当の家族のように温もりで包み込んでくれました。同居した勲君は頼もしく、愛しい2匹の犬の存在にも心が救われました。元牧師であるホストファザーが真剣に祈りを捧げる姿を目にした時、どこか絵空事だと思っていた神様という存在が、静かに自分の胸の中に染み込んでいくのを感じました。肌の色や生きてきた街の違いを超えて、真実を求めようとする情熱はみんな同じなんだと知りました。
また、共に旅をした15人の仲間たちの存在も特別でした。これまでの僕の人生は、いつも冷めて透かしているくらいがちょうどいいというプライドが、長い針のように心深く突き刺さっていました。本当はみんなが熱くはしゃぎ合える場所へ飛び込みたいのに、傷つくのが怖くて自分の足で踏み出せずにいたのです。けれど、このキャンプの真っ只中にいる間だけは、その長年胸を刺していた痛い針がすっと抜けていた気がしました。学校にあるルールの縛りや上下関係なんてそこにはなく、クルーたちが真の心で手を差し伸べてくれたからこそ、僕は初めて偽りのない「本当の自分」でいられたのだと思います。
しかし、奉仕ワークの現実は甘くありませんでした。階段づくりではほんのわずかな歪みから一からやり直すことになり、膝から崩れ落ちそうになりました。作業の苛立ちと自分の無力さに激しい悔しさがこみ上げました。
だからこそ、普段は車椅子で過ごすおばあさんが、出来上がったばかりの階段を自分の足で最後まで登りきってくれた瞬間は一生忘れません。やり直しの徒労感なんて吹き飛び、「本当に作ってよかった」と胸の奥が熱く震えました。僕たちが作った階段が、誰かの歩む道を確かにてらしたのだと感じた瞬間でした。
![]() |
| 頑張って作った階段にてTaikiさん(右)とクルー |
毎夜のディボーションの時間も心に残っています。疲れから眠い目をこすりながらも、一人ひとりが自分の抱える孤独や生きづらさを誤魔化さずに吐き出し合いました。「自分こそが一番迷子になっている」と思い込んでいた僕ですが、「もがいているのは自分だけじゃない」と気づけたことで背負っていた重荷が下り、仲間と固い絆で結ばれました。
今回のテーマ「Illuminate(照らす)」について、最初は「自分自身が強く発光して輝くこと」だと思っていました。しかし、この日々を通して考えは変わりました。「Illuminate」とは、無理に飾って発光することではなく、神様や仲間から受け取った温かい光を、誤魔化さずに「反射」して暗闇を照らすことなのだと理解しました。
日本に帰り、冷めた街の日常に戻った今、僕はまた少しスカした自分に逆戻りしそうになっています。それでも、あの眩しすぎる日々を恋しく思っている熱い自分が確かにここにいます。正直に言えば、今すぐにでもあの場所へ戻りたいです。
このキャンプで受け取った熱い光を自分の中で真っ直ぐに反射させ、これからは自分をごまかさず、僕が僕であるために周囲へその温もりを返していく生き方を貫いていきたいです。素晴らしい機会を与えてくださったすべての人に、心から感謝いたします。
◇◆◇
JELAはワークキャンプを通して、日本と世界の平和のために貢献する人=「奉仕者」の育成を目指しています。この奉仕者育成にご賛同いただけましたらぜひご支援いただけますと幸いです。


