4月9日の「罪guiltと恥shame」の大柴譲治講師にご自分の講座の聴きどころをお寄せいただきましたのでご紹介します。
~~罪guiltと恥shame~~
キリスト教では「罪の自覚」というものが大切にされてきました。その際、「罪責感情guilt」は強く意識されてきましたが、「羞恥感情shame」はこれまであまり意識されてきませんでした。
講師の大柴先生 |
私自身は「罪guilt」を「行為の次元における痛みであり悔い」、「恥shame」を「存在の次元における痛みであり悔い」として捉えています。何か悪いことをしてしまったときには私たちはguilty feelingに苦しみますが、自分の無力さや破れがさらされてしまったときにはashamed feelingに苦しみます。
実はguiltとshameとは区別すべき別個の感情であり、対処も異なります。「罪責感情」からの解放には確かに「赦し」が必要ですが、「羞恥感情」からの解放には、ルカ15章の放蕩息子のたとえにあるように、「弱さを抱えた自分がありのままで受容されること」が必要となります。
主は十字架を通して私たちを「罪」だけでなく「恥」からも解放して下さったと信じています。リラプレカリアは死にゆく人々に接してゆく実践的なプログラムですが、そのためにもshameに対する感覚を磨く必要があると考えています。
大柴譲治
【2015年の公開講座の概要】
場所:恵比寿ジェラ(JELA)・ミッションセンター1階ホール
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26電話03-3447-1521時間:午前10:30~12:00費用:1,000円(事前申し込み不要。当日受付で頂戴します)
詳細は、こちらをクリックしてご確認ください。
※リラ・プレカリア(祈りのたて琴)とは、ハープと歌の祈りを届けるボランティアを養成する講座です。
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