キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。
参加者の感想レポートをご紹介します。
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早野さん |
早野 翔
イングリッシュワークキャンプでは、たくさんの「初めて」と触れたり、たくさんの国や農業の事を知ることが出来ました。
1つ目は、農業についてです。イングリッシュワークキャンプに申し込むときに考えていたことは、「農業は少しで、後は外国人と一緒に遊んだりご飯食べたり、たくさん交流するんだろうなぁ」と思っていました。実際は自給自足の為の農業のお手伝いに、ヘトヘトになりながら、6日間取り組みました。日常で野菜を育てたり、観察する機会が少ない僕にとって、20cmくらいのナメクジとの遭遇や野菜を育てるためにその周りの環境を整えること等、楽しい発見がたくさんありました。カカシ作りにも挑戦しました。とても簡単だと思っていたのですが、いざ竹と鎖と手袋と服を使って作ってみると、2メートルくらいのものが出来上がり、持ち上げるのでさえ、一苦労でした。
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収穫する早野さん |
2つ目は、食事です。出発前に施設の先生から「外国に行くと、日本食が食べたくなるよ」と言われました。確かにその通りだなと思いました。食卓には、日本食はあまりなく、見たことのない材料で作られた、見たことのない料理がたくさん並べられていました。その中でも、僕のお気に入りは、名前は忘れましたが、「キュウリとわかめのネバネバした葉っぱを切って混ぜているもの」です。カレー作りでは、スタッフや留学生の一緒に作りました。火起こしが大変で、何度も付いては消えてを繰り返していました。木の組み方や手順を教えてもらい、他のキャンパーたちと火をつけることが出来て嬉しかったです。苦労して作ったカレーは、とても美味しかったです。が、手で食べると色が指について落ちなくなるということを初めて知りました。
3つ目は、アジア学院の留学生の方やボランティアの方等との交流です。英語でのコミュニケーションは、とても不安でした。その中で外国の方との交流で、僕が気を付けたことは、日本語をあまり使わない事です。日本人より外国の方が多い中では、日本語はほとんど使われず、共通語は英語でした。しかし時間を重ねるにつれて、ジェスチャーを使ったり、知っている単語から連想したり、スタッフに助けてもらったりしながら、外国の方ともコミュニケーション取ることが出来ました。 |
参加者と一緒にお勉強する早野さん(中央) |
バイブルスタディーの中でのお話しで、ARIスタッフの牧師先生は、「ARIの人も、心のどこかに傷を負っている」と言われました。しかし、それがわからないほど前向きで、個性豊かな人が多かったです。嫌なこともたくさんありますが、僕もARIの人を見習って、前向きに生活していきたいと思います。
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