2022/10/14

【JELA国内ワークキャンプ2022】参加者レポート10(菊地匠人)

JELAは、初めての国内ワークキャンプ「JELA English Bible & Work Camp 2022」を、中高生を対象として、731日から86日まで栃木県那須塩原市で開催しました。 

キャンプには14名の青少年が参加し、農村指導者を志す留学生が多く学ぶ農業専門学校「アジア学院」を舞台に、同学院独自の農作業「フードライフ・ワーク」を体験しながら、聖書と英語を学ぶ時間を共に過ごしました。


参加者の感想レポートをご紹介します

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菊地匠人

ARI(アジア学院)での1週間は笑顔に満ち溢れた1週間でした。その中でも心に残ったのは留学生との会話とバイブルスタディなどで行われたグループワークです。

笑顔の菊地さん(手前)

留学生との会話はすべて英語で、出発前には不安もありました。英語で話すことがあまり得意ではなかったからです。しかし、不安が取り除かれるのに大して時間はかかりませんでした。初日から積極的にとはいかなかったものの、英語でしっかりと会話出来たからです。正しい単語、文法ではなかったけれど、ジェスチャーなども交えることで会話をすることが出来ました。予想外ともいえることで、嬉しく、自信になりました。


グループワークでは、様々な視点からの意見を共有し、より深く物事を考えることが出来ました。特に6日目に対立をなくし、違いを認めるためになにができるかを考えたことが印象的でした。


このキャンプで、私は誰もが協調して平和な世界を作るためにどんな事が必要か、自分なりの答えを見つけることが一つの目標でした。言語や文化、習慣など人それぞれ違った考えを持っています。それをどう乗り越えるのか、そのためになにができるかを常に考えました。


見つけ出した答えは、お互いを笑顔にするということです。笑っているとき、悲しい気持ちや嫌な気持ちの人はいないはずです。笑顔の大切さを学んだ一週間でした。

畑仕事に励む菊地さん

また、命の大切さも学ぶことができました。普段「食べ物を大切に」とか、「食事を残すな」とか言われても、あまり実感はなく、言われたとおりにしているだけでした。しかし、ARIで雑草を抜いたり、収穫したりしたことで、一つ一つの食材が調理され、食卓に並ぶまでがどれほど長い道のりなのかを実感しました。正直、農作業はとても大変でした。本当に疲れました。食べ物一つ一つが食卓に並ぶまで、どれだけの労力と時間がかかるか、身を以て体験したからこそ、食べ物を大切にしたいなと心の底から思います。


ARIでの1週間はあっという間でした。しかし、たくさんのことを学びました。笑顔でいること、自分に自信を持つこと、命を大切にすること。それらすべてを胸に刻み、これからの人生の糧としたいです。
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