2015年3月23日月曜日

【東日本大震災被災者支援】仙台と石巻の被支援者を訪問

JELAは2011年3月11日の東日本大震災発生直後に、被災した高校生3名と大学生1名の学費や(学校往復のための)交通費などを、卒業時まで支援することを決定しました。
松野さんのご家族

当時高校3年生だった松野朱莉さんのご両親は、石巻で経営されていた割烹を津波で流されました。最近、別の場所に新たな割烹を開店なさっていることがわかり、3月17日に店を訪問しました。仙台から石巻には電車がまだ通っておらず、別の被支援者のお母様に車で現地まで往復していただきました。高速を利用して片道1時間半かかる距離でした。

JELA森川事務局長(右2人目)と松野さんのご家族
石巻のお店はきれいでゆったりした造りで、1階と2階を合わせて50名前後が食事できるスペースでしたが、松野ご夫妻によると、震災前の店の半分の規模だということです。店内の特別室で新鮮な海産物盛りだくさんの料理をいただきました。魚は石巻ではなく塩釜からの水揚げが多いとのことです。

翌18日には尚絅学院大学の卒業式が仙台でありました。大学入学時から四年間JELAが支援してきた佐藤和香さんが卒業なさるので、ご本人とご家族に会ってお祝いの言葉を述べようと列席しました。仙台サンプラザホールという大きなホールが会場でした。大学は入学式と卒業式はいつもこのホールを利用しているらしいのですが、大震災の年の入学式は、一か月遅れの5月に、大学内の教室で学科ごとに分かれて実施されたそうです。多難な船出でしたが、卒業してゆく学生たちはみんな、晴れやかな笑顔でした。
森川事務局長(左)と佐藤さん親子

佐藤さんは大学では子ども学科で幼児保育を学び、学内オーケストラのフルートパートを受け持つなど、活発に学生生活を過ごされたようです。希望していた幼稚園教諭の仕事も決まり、4月からは副担任として社会人生活第一歩を踏み出されます。

卒業式に列席されたお母様は福島県南相馬市にお住まいで、ご苦労の絶えない毎日でしょうが、お子様の門出を大変喜んでおられました。4月に発行するジェラニュースには、夢が叶った喜びを佐藤和香さんが自分の言葉で報告してくださっています。


JELAが支援に携わることができたお一人お一人が、今後の人生を力強く歩まれるようにと願っています。

JELA事務局長
森川博己