2018/03/23

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】新学期の子どもたち(1)

JELAが支援しているブラジル・サンパウロ教会の音楽ミニストリーが2月下旬から新学期を迎えました。現在このミニストリーを指導する徳弘浩隆宣教師夫妻より、新学期の始まりと参加している子どもたちのご報告をいただきましたので、3回に分けてご紹介いたします。

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始まった新学期
徳弘浩隆・由美子

ブラジル各地のカルナバル(=カーニバル)の大騒ぎが終わり、新しい学期が始まりました。教会の壁には、「新学期入学受付中・保護者説明会」の看板を貼って、みんなにもお知らせしていました。

初日は数人でしたが、予定通り説明会と登録会をしました。準備したのは「教会音楽教室規則」「申込書」です。昨年からのスタッフで元警察官のJorgeさん、元図書館司書のAliceさんが去年一年運営してきて見つけた課題やその対策を盛り込んで簡略な決まりを作ってくれました。子どもたちと保護者に説明して、保護者のサインをもらって登録完了です。
新しい子どもや保護者たちのための新学期説明会の模様

やんちゃな子どもたちで、ケンカや物の紛失もありますし、教会に行くと言ってよそで「たむろ」して問題を起こしたりしてもいけません。教会と本人・保護者の責任なども明記し、入出時間の管理も出席記録にサインしてもらいます。日本との違いや、こういう地域ならではの危機管理を学ばされます。

新学期になって早速7人の子どもたちも新しく登録に来てくれました。新学期のプログラムは、音楽教室、パソコン教室、そして新たに始めたのが卓球トーナメントです。教室が二つしかないので、待ち時間の子たちはすぐに騒いで他の教室の邪魔になってしまいます。そこでいろいろやってみましたが、今回やってみたのは駐車場での卓球です。
廃材を利用して作った卓球台で遊ぶ子どもたち


寄付してもらったネットとラケットのセット、道で私たちが拾ってきた家具を分解し、捨ててあった板を使ってとりあえずの卓球台完成です。小さくても、板が曲がっていても子どもたちは大喜びで遊び始めました。初めての子も多いので私たちがラケットの持ち方と素振りを教えてあげて、トーナメントをしています。

あきたらバスケットボールでボール遊び。少しエネルギーを発散しないと、ふざけて無用なケンカやケガのもとにもなります。しかし、問題は雨。30度を超える日は夕方激しい夕立があります。雨が降り始めると一斉にみんな教会内に戻ってきて音楽教室やパソコン教室は蒸し暑く、また大騒ぎになります。簡易のロール式の屋根でもつけられたらと祈っています。


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